第1回はりまスマートスクール実行委員会議事録
  日時:1999年7月20日(火)午後2時〜午後4時
  場所:兵庫県立姫路工業大学工学部6号館ソフトウェア演習室
  司会:和崎 宏(ゼネラル・マネージャー)

  1. 開会
  2. 実行委員自己紹介
     会場参加された36名の実行委員の皆さんに、順次簡単に自己紹介頂く。
  3. はりまスマートスクールプロジェクト概要説明 (和崎)
【要旨】
はりまスマートスクールプロジェクトは、(財)情報処理振興技術協会の平成11年度補助事業に採択された「スマートスクールにおける学校の情報化支援における効果の調査及び報告」を、実施するための事業です。この調査事業にはふたつの柱があります。
 1)はりまスマートスクールプロジェクト(HSSP)
 2)スマートスクールジャパン(SSJ)
この2つは、スマートスクールという共通の目的を目指して、地域実験を行うものと、 全国レベルの調査として、互いに連携して展開されます。

1)HSSP

・参加校を募り、西播磨地域の4小学校にインターネット接続環境を提供します。
・インターネットを活用し、学校と地域の交流、参加校同士の交流を図る。
・希望校では、ネットデイ実施の支援を行います。

2)SSJ

・国内、海外のスマートスクール活動の調査及び情報の整理
 (海外情報については、スマートバレージャパンに調査を依頼)
・国内各地の活動のゆるやかな連携による人的交流と情報共有の実現
・スマートスクール活動の拡大

ここで皆さんに「実行委員会設置要綱」を確認頂きました。

はりまスマートスクール実行委員会は、この2つの事業を実際に動かして行くためのコアとなる、いわば「営業会議」的な存在です。つまり実行委員会には、いかなる法的、金銭的な責任はありません。「はりまインターネット研究会(HIR)」が本事業の主体ですが、研究会は法人格を持たない任意団体であるので、責任は全体を統括するゼネラルマネージャー(和崎及び申請元である野島電機)が負うこととなります。このプロジェクトは、研究会だけの活動としてとらえるのではなく、広く地域の皆様にご参加頂いて、地域と学校を結びつけ、地域の活性化を図っていくきっかけを生み出すものです。

4.実行委員長及び委員長代理選出
全会一致で、
委員長:
委員長代理:
米谷 尚子  委員
内山 真理子 委員
が選出されました。
ここで司会から議長に、進行をお願いしました。

5.議事

1).背景説明
・はりまインターネット研究会について 米谷啓和委員
 研究会の設立から、はりまマルチメディアスクールや夢プロジェクトまでの背景を説明。
・ネットディについて         畑井克彦委員
 ネットデイ実施の流れを、伊丹市、氷上郡の事例を通してその効果を説明。
・学校情報化の現状と課題       上谷良一委員
 文部省の方針、地域での実施状況、教育の情報化の必要性などを説明。
・補足                和崎宏委員
 上記を受けて、ボランティアと学校現場のパートナーシップの必要性を説明。


2)プロジェクトスケジュール及び予算(案)について(和崎委員)
報告書提出の為、ほとんどの活動は年内に終了させる効果を調査する予定。
IPAからの調査予算は約1千万円で、調査報告書が成果物となり、早ければ年度内に下りる予定です。

3)実行委員会の進め方について(和崎委員)
実行委員の公募は、7月15日に締め切りましたが、メーリングリストでもご意見があったように、引き続き趣旨をご理解頂いて活動してもらえる方がありましたら、事務局にて実行委員を依頼させてもらうことにします。実行委員会は全員が集まって議論するにも人数が多すぎるので事実上不可能のように思えます。そこで要綱にも記載のあります「部会」を設置して、運営を図るというのはいかがでしょうか?

4)部会(ワーキンググループ)について
 事務局からまず想定される部会案を下記の通り提案しました。
(1)ネットデイ部会
(2)コンテンツ・システム部会
(3)教育部会
(4)スマートスクール部会
これを叩き台として、各委員からご意見を頂戴しました。

各意見と決定事項
・フォーラム形式による提案(家永委員)
部会よりはフォーラムという形式にしてはどうか。
前向きに気軽にどこにでも参加できるというような雰囲気は大切。
部会にすると、縦割りになって垣根ができてしまう可能性がある。


・教育部会の意義について疑問提起(松本委員)
教師側からすると、「教育」部会というのはありがたくない。
学校の研修・講習で、教師同士のつながり、連携、情報の共有化はなされている。
知識として学校の情報を提供するのはよいが、地域の人々との関わりを持ちたいという気持ちで参加しているのだから、職業別で分けてはほしくはない。

・資金的協力者を募るグループの必要性(永吉委員)
予算案を見ると、資金的に難しい(民間費用の増額)が必要のように見える。
民間から協賛を得ることはやってはいけないのか→問題ないと思う(和崎)
スポンサー探しのグループはいらないのか→ありがたい提案(和崎)

・コアメンバーの必要性(坪田委員)
部会がありリーダーはいても、メンバーは固定しないほうがいい。すべてに関係する
コアメンバーを2〜3人決めてはどうか。自発的に参加することが大切。

・議論を続けることで固まる(市瀬委員:オンライン)
ここで、部会の数や、人数を意見し合うよりも、こういうように
議論をしていく中で、自然に決まっていくのではないでしょうか。

・他地域からの協力方法の検討(相川委員)
姫路市以外の他市からの参加者もいるわけで、先に挙げた部会ではそういった人が入りにくい、どう参加していけばいいのか、わかりにくい感じがします。他地域からの参加のことも考慮してほしい。

・スケジュールがタイトなので振り回されないように(岡本委員)
年内にほとんどのスケジュールを終わらせないといけないのなら、時間が無い。話し合いをしつつ、同時進行で進めていかなければならない。ネットデイにしても2学期中に5校で実際に実施するというと大変。目の前にあることと、長期的な動きとをきちんと考えて動かしていかなくてはならない。

・縦横の情報系列を考える(稲元委員)
コアメンバーによる業務別の縦の流れと、フォーラムによる全体の横の流れをうまくかみ合わせ、そこから個々の流れが生み出されるように考えなくてはならない。

・ネットデイとスマートスクールの分離(家永委員)
5つの小学校のネットデイをやっていく実行部隊と、はりまスマートスクールを展開していく部隊とをわけてはどうか?

・地域部会の必要性(光森委員)
ネットデイ実行部隊は必要だが、地域との連携を考える部会や、スマートスクール全体を考えていく部会なども必要だ。特に地域との連携を考えていく部会などがあれば、他地域から参加しているわれわれも、積極的に身を置くことができる。

・ネットデイをやる実行委員会ではない(家永委員)
PCデイやネットデイを実施しながら、地域の今後を考えていくことが実行委員会には必要。実行委員会がネットデイをやる集まりになってはダメ。ネットデイをするためのプロジェクトではなく、それを考える場として機能すれば必然的に大成功する。

・SVIの組織を参考に(市瀬委員:オンライン)
組織の形態については、SVI(スマートバレー公社・シリコンバレー)のスター形組織図を参考にしてはどうだろうか。必要なら勉強会を開く価値はある。

・部会は自然に生まれてくる(安黒委員:オンライン)
コアメンバーだけをきめて、部会(?)は増減は自然発生に任せるという方法では。

・参加校担当者としての部会への参加(岸原委員)
参加校担当者としては現地窓口としての責務があります。本校における事項についてはすべて責任を持って対処しなければいけません。その上でもどこかの部会に入らなくてはならないのでしょうか。個人として部会に参加するということなのでしょうか。

→現地参加校の窓口としての先生方には、大変ご負担をお掛けすると思います。ネットデイ部会については、そんな学校同士の活動の横連携をつくるだけではなく、自校の展開の支援となる要素が多分にあります。現地窓口の先生には、まずネットデイ部会 にお入り頂いた上で、差し障りのない程度のご負担で、個人的に他部会に参加される というのはいかがでしょうか?(回答:和崎委員)

☆実行委員会のイメージ(和崎委員)
実行委員会は、フォーラム形式でやりましょう。

・ボランティアのメリットを考える(畑井委員)
伊丹のケースを参考にあげると、これまでに2校でネットデイが実施されましたが、各校に窓口の担当者がいます。ネットデイ自体では、氷上郡で3校実施の実績を持つネットワークサポートinかんさい(畑井、和崎がメンバー)のサポートを受けました。それぞれの参加するボランティアとしてのメリットも、かんがえていかなくてはいけません。

・埋もれた人材発掘のためのPR(安黒委員:オンライン)
それぞれの市町村には、程度差はあっても、なんらかのかたちでパソコンやインターネットに詳しい方がおられると思います。それらの方に学校から呼びかけてもらうとか、町の広報などで呼びかけてもらうといったかたちもひとつかと思います。埋もれている人材を発掘し、協力活用していただくような働きかけが必要と思います。

・インターネットの人材バンク(安黒委員:オンライン)
人材バンク的な、登録機関(インターネットの仕組みで)は必要でしょう。各地域にいる人材を掘り起こす、活かすが役割になれれば、事務局とコアになる企画委員会があればいいのではないですか。

・インターネット接続マップを製作中(和崎委員)
安黒委員の提案にある内容をほぼ満足するようなシステムを、プロジェクトの一環で開発しています。このインターネット接続マップは、西播磨の地図に学校をポイントとして配置し、どの学校がどのような状況にあるかを把握できるような仕組みと、その画面から自己申告でボランティア応募ができるようなシステムになっています。応募した方は各学校別に設置されたメーリングリストに登録され、学校とボランティアの連携のためのツールとして活躍します。

・人材バンク登録案(市瀬委員:オンライン)
人材バンク for Internet というアイデアはいいですね。登録しておいて、この件についてはあの方に聞けば、この件についてはこの方の助けをという感じで、それぞれの専門分野を生かせうると思います。

・人材バンクは自分なりの参加を促進する(榛沢委員)
(人材バンクなら)自分の身丈にあったかたちで協力できるます。背伸びしなくていいから助かります。

・協力者を増やすのが実行委員会の目的(市瀬委員:オンライン)
小学校教育現場で窓口になっていただける方も、貴重な人材バンク登録要素と思います。各分野で、ご協力いただける人材を増やして行くことが、実行委員会の目的のひとつになりそうですね。

・何をしたらいいのか(不明)
ネットデイもPCデイも経験がなく、具体的イメージが(現在)見えてこないので、協力をしたいが、何をしたらいいかがわからない。

・学校情報化の推進力(安黒:オンライン)
多分学校関係者だけでは、インターネットの普及・活用はあまり進まないと思います。
これはインターネットおたくのような方の助けを借りないと推進力のない船のようなものと思います。

・全体が見えないので、部会についてもつかめない(八木委員)
仕事柄できそうなことはあるのだけれど、いつ何をどうしたらいいのかが全体が見えていない部会自体が具体的にちょっと見えてこないかな

・活かす工夫(市瀬委員:オンライン)
(実行委員は)増やすだけでなく、次にくるのは活かす工夫だと思いますので、それも実行委員会の企画力がとわれる役割のひとつになるのではないでしょうか。

・ボランティアのインキュベーター(安黒委員:オンライン)
今回、いろいろと動いてもらえない人でも、それぞれの地域のインターネット・ボランティアを掘り起こしていくこと、またそのような卵を孵化させていくことが大切と思います。

・ホームページでは意思は伝わらない(市瀬委員:オンライン)
(青写真はホームページを見て下さいという和崎委員の発言にこたえて)私もよく、同じことをついいってしまいがちなのですが、ホームページにおいてあるのは当たり前。より多くの人に理解してもらえる努力が肝心です! なかなか人に意思を伝えるのは難しい、謙虚に繰り返す努力が必要かも!

・民間の活力を紹介する(安黒委員:オンライン)
インターネットを通しての教育などについては、民間企業の方がすすんでいるようですね。たとえば、チャレンジのインターネット版など。あの活力はどこからくるのでしょうか。それと株式の取引、アマゾンブック・紀の国屋ブックウェッブなどのなど。いままでのノウハウの蓄積を死活問題として、インターネット上に提供し、日夜そのために戦っている。あの活力。

☆部会別メーリングリスト設置について(和崎委員)
当初、部会別にメーリングリストを立ち上げようと考えていましたが、必要性が出てくるまで今の(HSSP)のまま一本でいきたいと思います。各部会については、件名にへッダーをつけて分類するように配慮してください。

☆コアメンバーの決定
 ネットデイ>畑井委員、稲元委員
 コンテンツ・システム・PCデイ>山本豊委員、家永委員
 地域・広報・渉外>米谷委員長兼務
 スマートスクール>和崎委員兼務

6.次回開催日の決定
 8/28(土)、開催時間は現在未定なので、後日連絡致します。
 なお当日は、はりまインターネット研究会総会と連携して開催される予定です。

7.閉会

名刺交換の後、散会。13名の委員は、引き続き「実行委員懇親会」焼肉の牛太へ。

*文責:中村真紀子(事務局)

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